2017年07月20日

烏に単は似合わない



読みました。本屋さんをウロウロしている時に見つけました。松本清張賞を受賞した作品です。しかも最年少だそうですよ。「ほ〜、面白そう。」と思ったので購入。

ファンタジーで、そろそろ「十二国記シリーズ」並みの本を読むことに没頭できる作品かもしれないと思い、期待大で読み始めました。

最初は、言葉使いに違和感があり、いまいちしっくりこないまま読み進めていました。いろいろなものの名前が平安時代とかを思わせるものなので、言葉使いもそうなるだろうとこっちは思って読んじゃいますが、現代的な表現が多く、気になってしまいました。

しかし、ファンタジーなんだから、そんな設定は自由なんですよ。そう思ってからは、気にならなくなりました。

ざっくりあらすじは、烏の世界の話。でも烏といっても人の姿をしています。金烏(きんう)を頂点とする世界ですが、金烏の家は宗家。そのしたに四家があります。東家、西家、南家、北家。なんと分かりやすい❗

そして、今回のメインは宗家の若宮(宗家の次期陛下)のお妃選びの話です。四家から妃を選ぶのが決まりのようで、4人の姫が争う話です。

まぁ、こんな感じなのですが、読んでいくと驚きの展開が😵😵😵

何も考えず読んでいたため、衝撃でした。

最初は、蝶よ花よと美しい姫同士の衝突が描かれ、会ったこともない若宮へのそれぞれの思いが分かるような展開でしたが…途中から、展開がおどろおどろしいことになっていきます。


以下、ネタバレあり 読むつもりの人は、読まない方がいいでしょう。
いや〜、これはびっくりです。

アガサクリスティーのアクロイド殺しを彷彿とさせる視点の転換。びっくりです。全然そんなこと考えてなかったですから。そもそもこっちはこの本をミステリーだとは思っていませんから❗そうなんです、だから松本清張賞な訳なんですよ✊

まず、話は東家の姫、あせびを中心に進みます。あせびの「登殿なんて、全くそんな気ないし、そもそも私が行くはずなかった。私次女だから。帰ってきていいって、お父様言ってるし。」という視点で進んでいきます。登殿のしきたりを知らず、四家の裏事情や骨肉の争いを知らず、無垢なあせびを読者は肩入れして読んでいきます。しかも、あせびは若宮を愛しているのです。その時点で、「計算なしの純粋な恋を成就させたいなぁ。」なんて思って読んでいくのです。

しかし、それが裏切られるのですよ💥💥💥

びっくりです。真相が語られる後半は、「何が起こってんだ😵」と、読むのを止められません。(おかげで寝不足です)

ネタバレは、このぐらいに。

アマゾンの評価では高くないのですが、それは、読み手の感情論からだと思います。私は、本の出来だけで考えれば、間違いなく面白い作品だと思いますよ。だって、読むのを止められなかったぐらいですからね。

結局、この話の主人公は若宮なんだと思いますが、ほとんど本人出てこないから❗だから、主人公に感情移入できないし。だからこそ、結末は残念⤵

そういうことなんだと思いますよ。

シリーズの他の本も読んでみたいと思います。



posted by なくち at 23:57| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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